【栄養】アスパルテームについて【港南台 パーソナルジム】

こんにちは!

横浜市港南区の、港南駅徒歩6分の好立地で、ジムを営業させていただいております、

パーソナルジム D-Buddy代表 坂田です!

今回は、国際がん研究機関(IARC)より発がん性の可能性があると言われているアスパルテームについて解説します。

23.7.14に、IARC(国際がん研究機関)と、WHO(世界保健機関)、FAO(食糧農業機関)の2機関からなる食品添加物に関する合同専門委員会(JECFA)から、アスパルテームに発がん性の可能性があると発表されました。

砂糖の代わりとして、強烈な甘みを感じることができる上に0kcalという魔法のような人工甘味料です。

今回は、そんな話題のアスパルテームについて、実際どれほど危険なのかと言う点も含めて分かりやすく解説させていただきますので、ぜひ、最後までお付き合いください😊

1 アスパルテームとは

そもそも、アスパルテームが何なのかというところから説明させていただくために、アスパルテームを扱う有名企業が解説してくれているので、転載させていただきます。

甘味料の一種で、アミノ酸であるアスパラギン酸とフェニルアラニンから作られています。”砂糖に近い甘さ”で、砂糖よりも甘味が強いので、ごく少量の使用で甘みが出せるのが特長で、より砂糖に近いおいしさにするため、使用しています。
アスパルテームは、1983年8月に厚生労働省(当時、厚生省)が食品添加物*として安全性を評価し、日本で使用が認可されています。また、アメリカ、カナダ、イギリスをはじめ、世界125カ国以上でその安全性と有用性が認められ、現在、世界で6,000種類以上の製品に使用されています。

味の素株式会社 HPより原文転載

「パルスイート®(顆粒)」に関するご質問:https://okyakusama.ajinomoto.co.jp/qa/kanmiryo/palsweet/026808.html

人工甘味料を取り扱う、色々な食品関連の企業に記載がありましたが、どの企業も上記に似たような回答でした。

要するに、砂糖と同じくらい甘みを出せるのに0kcalの人工甘味料と言うことですね。

2 国際がん研究機関の発表内容

WHOの発表内容の冒頭のみ掲載させていただきます。

非糖甘味料アスパルテームの健康への影響の評価が、国際がん研究機関(IARC)、世界保健機関(WHO)、食糧農業機関(FAO)の食品添加物に関する合同専門委員会(JECFA)。IARCは、ヒトに対する発がん性についての「限られた証拠」を引用して、アスパルテームをヒトに対して発がん性がある可能性があると分類し(IARCグループ2B)、JECFAは許容可能な1日摂取量を体重1kg当たり40mgと再確認した。

World Health Organization HPより冒頭文転載

https://www.who.int/news/item/14-07-2023-aspartame-hazard-and-risk-assessment-results-released

つまり、発がん性の可能性はあるが根拠が限られているため、『可能性がある』と言う状態にとどまっていて、

2016年に評価された、0~40mg/kg 体重という評価を変更するには、十分な理由が示されていないとも結論づけています。

3 発がん性分類について

IARC発がん性分類のグループ2Bに分類されたアスパルテームですが、グループ2Bとはいったいどの程度の危険性なのかという点も含めて、IARC発がん性分類を記載致します。




グループ1
(126種類※)
ヒトに対して発がん性がある。
例)アルコール飲料、ベゾン[a]ピレン、ベンゼン、アフラトキシン等

このカテゴリーは、ヒトにおいて「発がん性の十分な根拠」がある場合に適用される。
また、「暴露を受けたヒトにおいて作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」があり、かつ実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある場合はこのカテゴリーに分類される可能性がある。」










グループ2A
(95種類※)
ヒトに対しておそらく発がん性がある。

例)アクリルアミド、亜硝酸塩等

このカテゴリーは一般的に、発がん性評価のワーキンググループが下した評価が、以下のうち少なくとも2つを含み、その中に暴露を受けたヒトまたはヒトの細胞もしくは組織のいずれかに係るものを少なくとも1つ含む場合に適用される。
・ヒトにおいて「発がん性の限定的な証拠」がある
・実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある
・「作用因子が発がん性物質の主要な特性を示す有力な証拠」がある

ヒトにおける「発がん性の証拠が不十分」な場合は、「ヒトの細胞もしくは組織における作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」がなければならない。
また、「ヒトにおける発がん性の限定的な証拠」がある場合は、他の独立した実験系からの評価(例:実験動物における「発がん性の十分な証拠」または「実験系における作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」)があれば、この区分に分類される場合がある。
「実験動物における発がん性の作用機序がヒトでは作用しないという有力な証拠」が1つ以上の腫瘍部位で存在する場合は、追加の検討を行う。具体的には、全体としてグループ2Aに区分するために、残りの腫瘍部位が、「実験動物における十分な証拠」として評価できるか検討する必要がある。
以上とは別に、「作用因子が、その作用機序からみて、1つ以上の作用要因がグループ1またはグループ2Aに分類されている一群の作用因子に属する有力な証拠」がある場合にも、このカテゴリーが適用される。







グループ2B
(323種類※)
ヒトに対して発がん性がある可能性がある。
例)わらび、漬けもの、鉛等

このカテゴリーは一般的に、発がん性評価のワーキンググループが下した評価が、以下のうちいずれか1つのみを含む場合に適用される。
・ヒトにおいて「発がん性の限定的な証拠」がある
・実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある
・「作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」がある

このカテゴリーは、暴露を受けたヒトまたはヒトの細胞もしくは組織への有力な作用機序の証拠については要求されず、実験動物を用いた発がん性試験のみに由来する証拠や、実験系において「作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」だけで適用される。
グループ2A同様、「実験動物における発がん性の作用機序がヒトでは作用しないという有力な証拠」が1つ以上の腫瘍部位で存在する場合は、追加の検討を行う。具体的には、全体としてグループ2Bに区分するために、残りの腫瘍部位が、「実験動物における十分な証拠」として評価できるか検討する必要がある。






グループ3
(500種類※)
ヒトに対する発がん性について分類できない。

他のグループに分類できない作用因子は一般にこのカテゴリーに分類される。
また、「実験動物における発がん性の作用機序がヒトでは作用しないという有力な証拠」が1つ以上の腫瘍部位について存在し、残りの腫瘍部位が、「実験動物における十分な証拠」とは評価されず、かつヒトにおける研究や作用機序の研究に由来するデータから、他のカテゴリーに分類することが適当でない場合も含む。
グループ3の評価は、発がん性がないことまたは全体として安全であることを断定するものではない。多くの場合は、作用因子が未知の発がん性をもつ可能性や、研究の著しい不足があることを意味している。
ヒトと実験動物の両方において「発がん性がないことを示唆する証拠」、あるいは、ヒトのがんに関連する試験法による発がんの作用機序を否定する有力な証拠により補完される実験動物において「発がん性がないことを示唆する証拠」を通じ、作用因子が発がん活性を示さないと示唆される場合には、ワーキンググループは、作用因子について十分に研究され、かつ発がんの証拠がないものとする一文を評価に追加することができる。
※農林水産省 国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類についての原文を、著者が記入 ※2023年7月時点の種類です。

4段階に分類されていますが、この分類は、人に対する発がん性があるかどうかの「根拠の強さ」を示すものです。

つまり、物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。

注意しなければならないことは、これらの分類は発がん性の可能性を示しているものでありがんの発生率を示していないということです。

つまり、グループ1は、グループ2Bに比較してがんを誘発する『根拠は強い』が、グループ1とグループ2Bを比較したとき、グループ2Bのほうが安全だということではないのです。

※暴露量=摂取量

4 結論

今回の発表で、アスパルテームに発がん性の可能性があるという事がわかりましたね。

現状、色々な食品に使用されていて、生活の一部に溶け込んでいる人工甘味料なので、避けるというのは難しいですよね。

アスパルテーム以外にも人工甘味料の危険性については、昔から言われていましたし、調べるとそういった記事は沢山出てきます。

栄養素として考えても、摂取する必要は全くないのもなので、ダイエット的にも、健康的にも、規定量を厳守する事は大前提として、発がん性の可能性があるアスパルテームをなるべく控える努力は必要かなとと考えます。

参考文献

環境省 HP

第三章 環境リスクとその評価:https://www.env.go.jp/chemi/communication/taiwa/text/3s.pdf

本ブログは以上になります!

駄文ではございましたが、最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

この記事が、皆様のダイエットの少しでもお役に立てれば幸いに存じます。

また、横浜市港南区に在住、在勤の方や、港南台駅、洋光台駅、本郷台駅をよくご利用される方でジム・パーソナルジムにご興味のある方は、ぜひ一度、D-Buddyにお問い合わせいただければ、皆様のお力になることをお約束致します。

記事:D-Buddy代表 坂田 隼

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〒234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台5-6-30 プラザ港南台岡田ビル 2F

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