
こんにちは!
横浜市港南区の、港南台駅徒歩6分の好立地で、ジムを営業させていただいております、
パーソナルジム D-Buddy代表 坂田です!
今回は、なぜ太るまで食べてしまうのかと言うことで人間の本能に刻まれたまれた食欲について考えていきます。
口がさみしくてお腹が空いていないのに食べちゃった。いっぱい食べたのになんだか食べ足りない。そんな経験ありますよね?
なぜ、我々は食べ過ぎてしまうのか。
私が最近読んだ《食欲人》という本が非常に面白く、ぜひ共有したいと思い、本記事を書かせていただきますので、本のまとめになってしまいますが、食欲をコントロールするヒントとして、皆さまのダイエットにお役立てしていただける情報として、ぜひ、最後までお付き合いください😊
なぜ、食べ過ぎてしまうのか

食べ過ぎてしまう原因として、ストレスや、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど色々な原因が考えられます。
今回は新しい視点で、過食を考察して行きます!
たんぱく質不足(たんぱく質欲)が過食を招く!?

《食欲人》では、昆虫や、ラットで実験をしたり、野生のオランウータンを追跡して食事内容を調べたり、人間の食べ方に至るまで色々な観点から食欲を研究しました。
その結果、昆虫とラッド、オランウータンは基本的に自然に食事をしている時は、最適な栄養バランスで食事をとることが判明しました。
昆虫とラットを対象とした実験では、かなり面白い結果が出ました。
実験対象は、昆虫とラットです。
実験内容は、3グループに分けて各グループに別々の偏った栄養バランスのエサを好きなだけ食べられる環境を用意します。
その結果、各グループの体型にどのような変化が現れるのかを調査しました。
その結果が下記になります!
実験結果
パターン①:炭水化物が多いエサ
結果:大量にエサを食べて肥満になった。
パターン②:脂質が多いエサ
結果:大量にエサを食べて肥満になった。
パターン③:たんぱく質の多いエサ
結果:適量にエサを食べて肥満になる個体はすくなかった。
この結果でお伝えしたいのは、炭水化物と脂質を食べると太って、たんぱく質を食べると太りにくいということではありません。
各グループの栄養バランスを調査したところ、どのグループも一定のたんぱく質量を食べていることが判明しました。
つまり、たんぱく質の多いエサを食べれたグループは過食せず一定のたんぱく質量に到達できて肥満になる個体が少なく、炭水化物や脂質が多いエサを食べたグループは、たんぱく質を一定の量に到達すために過食する必要があり摂取カロリーが増えて肥満になったと言うことです。
この実験から分かった事は、昆虫や、ラットなどの動物は、一定のたんぱく質量を食べるまで食べ続ける『たんぱく質欲』が存在していて、それによって過食を起こし肥満になってしまうという事だったのです。
たんぱく質欲とは

人間も昆虫や他の動物と同様に、たんぱく質欲によって食べる量を決定していると仮定して、人間を対象にした実験も行われました。
実験対象は、人間です。
実験内容は、2グループに分けて各グループに別々の偏った栄養バランスの食事を好きなだけ食べられる環境を用意します。
その結果、各グループの食事量の変化がどのように現れるのかを調査しました。
実験結果
パターン①:たんぱく質は少ないが高カロリー食のみ
結果:他の動物と同様に、たんぱく質目標を達成するまで、過食を行った。
パターン②:高たんぱく質食のみ
結果:たんぱく質目標に達したら、脂質と炭水化物が少なくても食べるのをやめた。
このように人間も昆虫や他の動物と同じように《たんぱく質欲》を満たすまで食べ続けることが分かりました。
実験の結果、人間は食事全体の総摂取カロリーの約15%がたんぱく質になるように食べ続けるそうです。
現代の炭水化物と脂質に溢れた食環境ではアメリカ人の場合、たんぱく質目標を達成する為に食事全体の総摂取カロリーを12%増加させなければならず、その結果が過食を招き肥満に繋がっていくと言うことです。
何が言いたいかというと、【人間は食事全体の総摂取カロリーの約15%がたんぱく質になるように食べ続ける】場合、炭水化物と脂質がメインの食事だと、総摂取カロリーが増え続けるので、たんぱく質の量を15%という目標量も必然的に高まり遠くなります。
ただ、無限に食べられる人はいませんよね。満腹になったら食べるのをやめることになります。
という事は、高カロリーの食事で過食を行ってしまうと言うことに繋がるのです。
分かりやすく言うと、毎食ピザとパスタとコーラをお腹いっぱい食べないと気が済まないと言うことです!
そりゃ、太りますよね(笑)
現代の食環境を招いたのは、人間独自の『金銭欲』

今や、社会全体の問題になっている肥満ですが、なぜか一向に回復に向かいません。
現代が、過去に類をみない飽食時代であることもそうですが、本書では、『超加工食品』を食べる事でヒトを肥満のループに引きずり込むと考えています。
超加工食品とは、NOVAシステムと言われる分類で説明させていただくとグループ4にあたる『ペンキやシャンプーと同じ、工業製品』の事を指します。
これを聞くと、そんな物食べるわけがないと思いますよね。
ですが、NOVAシステムのグループ4に分類される食材は、私たちの身近にあるんです。
大量生産されているアイスクリームやチョコレート、キャンディ、ケーキ、ポテトチップスなどなど、誰でも食べたことのある食べ物に含まれているのです。
これを避けるためには、ラベルに『合成香料』と記載のある製品を避けるようにするしかありません。
しかし、市販製品のラベルの裏側を見ていただくと、かなりの確率で使用されていて、完全に避けることは難しいのが現状です。
そして一番の問題は『合成香料』に限らず、こういった添加物には、強い中毒性があることです。
こういった添加物を使用することで、脂質と糖質でおいしく中毒性のある食品を作れると言うことです。
脂質と炭水化物が多い食品と言うことは、たんぱく質が少ないと言うことです。
そして、たんぱく質を含む食材は原価が高くなってしまうので、脂質と炭水化物で構成できると安くすむんです。
ここまで読んでいただいた方なら、分かると思いますが、たんぱく質が少ないと人間は過食に走ります。
つまり、たんぱく質が少なく添加物の多い食品は『売れる』と言うことです。
食品メーカーは、金銭欲から原価を抑えながらヒット商品を出すために、超加工食品を作り続けるのです。


豆知識

本書に書かれている興味深い話をご紹介して、締めくくらせていただきます!!
アフリカの自給自足で生活をしている民族には、肥満なヒトはほどんど居ないそうです。
しかし、交通インフラが整うと、その民族で肥満になるヒトが急増するそうです。
原因は、安く買えて美味しい超加工食品が簡単に手に入る様になったからだそうです。
私たちも、昆虫や他の動物と同じように、本能のままにたべられれば肥満にはならない最適な食事を取れるはずなのですが、超加工食品が溢れる現代で、本能のままに食事をする事は非常に困難です。
超加工食品と上手く付き合いながら、運動をしてボディメイクして行くしかないですね!

参考文献
デイヴィット・ローベンハイマー、スティーヴン・J・シンプソン【著】、桜井祐子【訳】:新版・科学者が語る食欲 食欲人 EAT LIKE THE ANIMALS(サンマーク出版)
本ブログは以上になります!
駄文ではございましたが、最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
この記事が、皆様のダイエットの少しでもお役に立てれば幸いに存じます。
また、横浜市港南区に在住、在勤の方や、港南台駅、洋光台駅、本郷台駅をよくご利用される方でジム・パーソナルジムにご興味のある方は、ぜひ一度、D-Buddyにお問い合わせいただければ、皆様のお力になることをお約束致します。
記事:D-Buddy代表 坂田 隼
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