こんにちは!
横浜市港南区の、港南台駅徒歩6分の好立地で、ジムを営業させていただいております、
パーソナルジム D-Buddy代表 坂田です!
今回は、なぜ太るまで食べてしまうのかと言うことで人間の本能に刻まれたまれた食欲について考えていきます。
口がさみしくてお腹が空いていないのに食べちゃった。いっぱい食べたのになんだか食べ足りない。そんな経験ありますよね?
なぜ、我々は食べ過ぎてしまうのか。
私が最近読んだ『食欲人』という本が非常に面白く、ぜひ共有したいと思い、本記事を書かせていただきますので、本のまとめになってしまいますが、食欲をコントロールするヒントとして、皆さまのダイエットにお役立てしていただける情報として、ぜひ、最後までお付き合いください😊
1 なぜ、食べ過ぎてしまうのか
食べ過ぎてしまう原因として、ストレスや、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど色々な原因が考えられますが、今回は新しい視点で、タンパク質不足(タンパク質欲)からくる過食という新しい観点をご紹介させていただきます。
本書では、昆虫や、ラット、オランウータンから人間に至るまで食欲を研究した結果、昆虫とラッド、オランウータンは基本的に自然に食事をしている時は、最適な栄養バランスで食事をとるという結果が出ました。
ただし実験室で、昆虫や、ラットで炭水化物が多い食事、脂質の多い食事、タンパク質の多い食事とパターンを分けて食事を与えたところ、炭水化物が多い食事のグループと、脂質の多い食事のグループの生物は大量の餌を食べ肥満になったそうです。
一方、タンパク質の多い食事グループの生物は、肥満になる個体は少なくなったそうです。
そこで、各グループの栄養バランスを調査したところ、どのグループも一定のタンパク質量を食べていることが判明しました。
この実験から分かった事は、昆虫や、ラットなどの動物は、一定のタンパク質量を食べるまで食べ続ける『タンパク質欲』が存在していて、それによって過食を起こし肥満になってしまうという事だったのです。
2 タンパク質欲とは
人間を対象に行った実験で、昆虫や他の動物と同様に、人間もタンパク質欲によって食べる量を決定していると仮定しました。
実験の結果、『タンパク質が乏しいがカロリーが豊富な食環境では、ヒトはタンパク質の摂取ターゲットを達成しようとして、炭水化物と脂質を過剰摂取する。だが高タンパク質食しか得られない場合は、炭水化物と脂質を過小摂取する』という結論に至りました。
ヒトは、食事全体の総摂取カロリーの約15%がタンパク質になるように食べ続けるそうです。
現代の炭水化物と脂質に溢れた食環境では、アメリカ人の場合、タンパク質目標を達成する為に食事全体の総摂取カロリーが12%増加させなければならず、その結果が過食を招き肥満に繋がっていくと言うことです。
3 現代の食環境を招いたのは、人間独自の『金銭欲』
今や、社会全体の問題になっている肥満ですが、なぜか一向に回復に向かいません。
現代が、過去に類をみない飽食時代であることもそうですが、本書では、『超加工食品』を食べる事でヒトを肥満にすると考えています。
超加工食品とは、NOVAシステムと言われる分類で説明させていただくとグループ4にあたる『ペンキやシャンプーと同じ、工業製品』の事を指します。
これを聞くと、そんな物食べるわけがないと思いますよね。
ですが、NOVAシステムのグループ4に分類される食材は、私たちの身近にあるんです。
大量生産されているアイスクリームやチョコレート、キャンディ、ケーキ、ポテトチップスなどなど、誰でも食べたことのある食べ物に含まれているのです。
これを避けるためには、ラベルに『合成香料』と記載のある製品を避けるようにするしかありません。
しかし、市販製品のラベルの裏側を見ていただくと、かなりの確率で使用されていて、完全に避けることは難しいのが現状です。
そして一番の問題は『合成香料』に限らず、こういった添加物には、強い中毒性があることです。
こういった添加物を使用することで、脂質と糖質でおいしく中毒性のある食品を作れると言うことです。
脂質と炭水化物が多い食品と言うことは、タンパク質が少ないと言うことです。
そして、タンパク質を含む食材は原価が高くなってしまうので、脂質と炭水化物で構成できると安くすむんです。
ここまで読んでいただいた方なら、分かると思いますが、タンパク質が少ないとヒトは過食に走ります。
つまり、タンパク質が少なく添加物の多い食品は『売れる』と言うことです。
食品メーカーは、金銭欲から原価を抑えながらヒット商品を出すために、超加工食品を作り続けるのです。
4 豆知識
本書に書かれている興味深い話をご紹介して、締めくくらせていただきます!!
アフリカの自給自足で生活をしている民族には、肥満なヒトはほどんど居ないそうです。
しかし、交通インフラが整うと、その民族で肥満になるヒトが急増するそうです。
原因は、安く買えて美味しい超加工食品が簡単に手に入る様になったからだそうです。
私たちも、昆虫や他の動物と同じように、本能のままにたべられれば肥満にはならない最適な食事を取れるはずなのですが、超加工食品が溢れる現代で、本能のままに食事をする事は非常に困難です。
超加工食品と上手く付き合いながら、運動をしてボディメイクして行くしかないですね!
参考文献
デイヴィット・ローベンハイマー、スティーヴン・J・シンプソン【著】、桜井祐子【訳】:新版・科学者が語る食欲 食欲人 EAT LIKE THE ANIMALS(サンマーク出版)
本ブログは以上になります!
駄文ではございましたが、最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
この記事が、皆様のダイエットの少しでもお役に立てれば幸いに存じます。
また、横浜市港南区に在住、在勤の方や、港南台駅、洋光台駅、本郷台駅をよくご利用される方でジム・パーソナルジムにご興味のある方は、ぜひ一度、D-Buddyにお問い合わせいただければ、皆様のお力になることをお約束致します。
記事:D-Buddy代表 坂田 隼
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